舞台演劇『光と影からの恵み』/家族と沖縄の話
先日、上原多香子(SPEED)主演の舞台演劇『光と影からの恵み』を観劇してきました。
劇団BuzzFestTheaterの第5回公演として、萬劇場(豊島区)にて公演されました。
SPEEDのファンの友人に誘われて、上原多香子の舞台初主演というこの作品を観ることになりました。場所は、山手線大塚駅から少し歩いたところにある、“萬劇場”という約130人収容のコンパクトな劇場でした。客層は幅広く、上原多香子のファンから団員のファンやご家族などなど。土曜の昼の部で、客席は満席でした。
舞台は東京にある沖縄料理屋で、四姉妹を中心とする家族・夫婦のお話です。みんなそれぞれに色んな人生があって、その人生を懸命に生きていて、家族や友人が支えあっていて。観終わった後は温かい気持ちになりました。笑える場面も泣ける場面も。
劇中は沖縄民謡の『安里屋ユンタ』、『てぃんさぐぬ花』、また沖縄歌謡の『童神』など、三線の音色に乗せて沖縄の唄がたくさん唄われました。また終演後は劇場の外でオリオンビールも売られていて、気分はすっかり沖縄でした。家族で沖縄にハマりすぎて毎年夏に遊びに行っていた時期もあったほどですが、また久しぶりに行きたくなりました。(笑)
生で舞台演劇を観るのは、昨年の『ライ王のテラス』(宮本亜門演出、鈴木亮平主演)ぶりで、さらにこのような劇団の舞台演劇を観るのは学生の頃が最後でした。今回はそれほど大きくはない劇場かつ前から2列目だったため、役者さんの演技を間近で観ることができてよかったです。舞台上の空気感がビシビシ伝わってきました。
以下、公式リーフレットを参考に作品情報を紹介します。
【あらすじ】
父が営む沖縄料理屋では毎年恒例の誕生祝い。
天からの恵みを受け、我が子を授かった女。
地べたを這いずってでも、生き続けようとする男。
彼女が光を受けた時、彼は影を落とす……。
彼が影に覆われた時、彼女は光を浴びる……。
光央の想い……それは恵美へと……。
【作・演出】
コウカズヤ ※BuzzFestTheater
【出演】
藤馬ゆうや ※BuzzFestTheater
スチール哲平 ※BuzzFestTheater
菅沼岳 ※BuzzFestTheater
上原多香子 ※ゲスト
たくませいこ
岡村多加江(椿組)
平塚真介
迎里計
飯田太極
星乃しほ
冨永紗菜
山田紗椰
新納敏正
大西多摩恵
【劇団】
BuzzFestTheater
2015年9月に結成された。メンバーは、藤馬ゆうや(代表)・コウカズヤ(作・演出)・前すすむ・スチール哲平・シロタケシ・菅沼岳の計6名。「アトラクションとしての演劇の型を提案する」という理念のもと、Buzz【噂が飛び交う】Fest【賑やかな】Theater【劇場】、毎公演をそんな空間にすべく、コメディ路線とシリアス路線を融合した作風を追求すると共に、劇場空間全体をお客様に体感して頂き、日常から非日常へ誘う、アトラクション型演劇を提唱する。
公式ウェブサイト(http://buzzfest.biz/)